かつてカンパフリーには「10速専用フリー」というのが存在した。
型番はWH-KX10というものである。FH-B0015X1という、¥14000くらいの
9/10/11速フリーとは完全に別物である。
一応、FH-BUU015X1というものの存在していて、スチール製でだいぶ重い。
しかし、自分と同じことをして改良した人間が何人いただろうか?少なくともショップの
人間しか出来ないと思う。
ここ20年で4つくらいのフリーを分解改良した。知っている方は知っていると思うが、
この10速専用フリーは内側のベアリングが穴なしリングで取外すことが困難である。
一般のユーザーは迷わず分解プラズマを選択すべきである。とはいえ、10速専用フリーは、
カンパがラインナップするフリーボディの中で一番軽量であり、一番強度もある。
スプリントをした場合に電解プラズマのフリーだとフリーボディにスプロケが食い込んで
変形する。その為に穴なしスナップを穴アリに変更する訳だ。
メンテ初級なので外側のベアリングは自分で外せる前提とする。問題は内側である。
牛革のグローブと保護メガネを装着してスナップリングの外側に穴を開ける。
自分の場合、2mmのドリルから始めて2.5mm、3mmにまで大きくして、
最後に2mmで調整する。1か所で失敗すれば3か所くらい開けても構わない。
慣れると一か所だけで外せるようになる。体重を少し乗せて穴を開けてゆくと
比較的早く削れる。ただ、怪我だけは注意して欲しい。赤いポイント目安にドリルで
穴をあけてゆく。
下の画像にあるHS-125というスナップリングプライヤーを用いて、
一か所穴を開けた場所からスナップリングを挟んで、持ち上げてひねる要領で
穴なしのスナップリングを取外せる。
互換品の穴アリスナップは上記の「トメワ マルR」というものだ。市販品で
モノタロウでも買えたと思う。サイズは「26」というものだ。
基本的にベアリングは手で入れるようにしているが、どうしても取り外しや
取付時にハンマーを使わなければならない場合がある。自分の経験でいうと、
ベアリングの外側と内側を同時に、且つ、低衝撃であれば、ベアリングがゴリゴリと
することもない。ハンマーで強くたたきすぎるとベアリングは破損するのでそこは
経験が必要である。
ベアリングの型番は6803-2RSというもので最近はアマゾンで買っている。
おそらく中国製だろうが価格も安いし、性能もいい。早く届くのでアマゾンが
おすすめである。以上、どなたかの参考になれば。
